Archive for 2009年2月

極秘:自邸狭小住宅プロジェクト(モグラハウス)No.4

本日は、モグラハウスのラフ案、第1案をご覧ください。
1階・2階の平面図と建物断面図です。

まず、北側前面道路より、車庫スペースを通り、玄関を開けてください。なにが見えますか?
間口1.8mの内部に入った途端、8mほど先に、光のシャワーが降り注いでおります。

そこが、中庭ですね。その手前には、赤い原色も鮮やかならせん階段が、印象的です。この1階が、事務所スペースとしても、ダイニング・キッチンスペースとしても、機能致します。

そして、中庭には、玄関からも通して見えるような、木を植える予定です。緑の葉が、目にも鮮やかに映えると、うれしいですね。下地は木製のベランダとして、小さなイスやテーブルを並べてもよいですね。

その先が水廻りで、バス・トイレ・洗面などが配置されます。もちろんバスからも、中庭が眺望できて、露天風呂感覚にもなれそうですね。この辺が、久保氏の得意とする配置です。

1階の奥行き感ですが、ここまで、皆様はどう感じられますでしょうか。
結構、抜けがあり、窮屈な感じはしないと思いますが。

次に2階に上がってください。階段を上り、右手側が、北に向かい、リビングコーナーです。
左手側が、中庭の空洞部分で、そのグレーチング仕上げの渡り廊下を越えて、趣味室兼、客用寝室などの多目的ルームがございます。この部屋も落ち着きそうですね。

細長いリビングルームですが、ここも意外とゆったり出来そうなスペースです。

以上が、ラフ案(第1案)の構成となりますが、この超狭小、うなぎ寝床地で、この様な可能性を秘めた狭小住宅もありうるのですね。

では、次回は3月になりますが、久保氏との面談などお話出来ればと考えます。
是非、ご期待ください。

1F平面図

1F平面図

2F平面図

2F平面図

建物断面図

建物断面図

極秘:自邸狭小住宅プロジェクト(モグラハウス)No.3

本日は、モグラハウスのラフプラン、第1案に関してのお話です。

私がこの土地の形状を見て最初に思ったことですが、実は潜在的にうなぎの寝床地にあこがれておりましたので、とうとう出たのかなという点でした。とうとう理想の狭小地、極細の土地に出会えたな、と。
次に、ここで建物本体の幅はどの位取れるかという点でした。

そして、久保氏に相談して、ラフプランが出た訳ですが、その結果、幅で約1.8m、奥行きで約14mの建物が出来るということが判明しました。
この幅1.8mの間隔ですが、皆様はどう思われrますか?ここに、住み手の主観が入ることになります。

実は、この幅ですが、現在の私が住んでいる中野の家の台所の幅と同じだったのですね。
ちょうど両手を広げて、数センチ足した幅と同じです。すなわち、台所がそのまま、約14m奥まで、続くということですね。

周囲になにもない外で、幅1.8mを感じるのと、実際に台所で、壁と壁の間の1.8mの空間とでは、感じ方が全然異なります。台所の幅1.8m空間が、私にとっては、決して狭い空間ではないのですね。

そして、その空間が、14m先まで伸びると言う点で、非常におもしろいと感じたのです。
後は、間取りをどうすかという点ですが、これも、久保氏に余り指示をした訳ではございません。

ただ、40/80ですので、空き地の部分が、そこそこ出そうですので、中庭を取れたらとりたいということと、1階にスモールハウスの事務所スペースも出来たら入れたいという点ぐらいでしょうか。
そこで、接客もしたいと考えました。

そして、このモグラハウスを狭小住宅のモデルハウス・モデルケースにしたいとも考えておりました。

外観はどうするか。これも名称がモグラハウスですので、黒系の色で、シックに行こうかと。
(実際のモグラですが、その毛は、ビロードの様に、滑らかでちょっぴり灰色がかった黒系の色ではないかと思います)

以上のイメージだけ、最初に彼に伝えました。

まあ、彼との付き合いもかれこれ、14年位ですので、なにも言わずとも、私の家に対する思いが分かっているようです。

では、本日はこれにて。次回、ラフプラン平面図の話になります。

クライアント面談No.13

先日、日比生寛史氏を交えて面談を行った、池上線沿線の旗竿地の建て替えの案件について。

その後、クライアントに狭小住宅の木造2階・3階のラフプランを2週に分けて提示したところ、3階のプランがとれも気に入られて、次回3月に建物本体価格の概算を提示することになりました。

今回の3階の狭小住宅プランですが、玄関から2階・3階・空にかけて吹き抜けていて、壁で囲まれた明るい空間が出来ております。
1階、玄関をあけると、土間スペースが出現して、日比生氏の特徴が出ています。
この辺も、クライアントのお好きな点とのことでした。

次回以降、お話が進展すること、期待しております。

極秘:自邸狭小住宅プロジェクト(モグラハウス)No.2

前回の続きです。
私が自邸を建てる場合には、何を基準として考えるでしょうか。思いつくまま上げてみます。

1番目
土地から探しておりますので、まず、場所ですね。
これは以前、ブログでも書きましたが、中央線沿線で、杉並区か武蔵野方面。井の頭線沿線か京王線沿線で、吉祥寺にも渋谷、新宿方面にも便利な場所。

2番目
当然、土地の大きさと価格ですね。狭小地ですので、価格が安いと言う点が重要です。大きさは10坪台前半でしょうか。延べ坪のイメージは、あまりありません。現在の自宅が中野区で、荷物はそこに置いても良いと考えておりますので、今回の狭小住宅は、私1名が、居住出来て、快適に住めれば善しとしておりますので、細部へのこだわりは全くございません。

3番目
では、肝心の建物ですが、これも、以前より設計工房の久保氏の初期の作品で、都立家政の住宅がございますが、狭小住宅パート3に登場した建物で、非常にシンプルで、かつ、超ローコストでしたが、前例がございます。

そして、今回の建物のコンセプトが、「モグラハウス」ですので、縦に細長い、シンプルで、暖かい感覚の家となります。この土地ですが、用途地域から言っても一番厳しい、第1種低層住居専用地域で、40/80ですので、木造2階で、中庭を入れて、いかに間口の狭さを感じさせないものにするか、これが非常に楽しみな点でもあります。この感覚は、建物が完成した段階で、じっくり味わいたいですね。

4番目
今回の場所ですが、偶然とは言え、京王線で千歳烏山駅徒歩圏内。ここから、バスで、吉祥寺までもすぐですし、その途中でも、玉川上水沿いに、春は桜並木が、美しい環境です。もちろん、渋谷、新宿方面にも、出やすいですし、自転車でも便利な土地です。

5番目
タイミングです。土地との出会いでしょうか。
自分でも、去年12月にこの土地をネットにて知るまでは、ここで、建てるとは思ってもおりませんでした。
まさに、タイミングです。

6番目
トータル資金では、どのくらいを想定していたのか?
これは、土地価格で決まると考えておりましたが、今回の土地価格が、なんと900万台ですので、このまま行けば、建物で1,000万、その他設計費、諸経費で300万台。
トータル2,000万前半にて、念願の狭小住宅が可能です。すごいですね!
その上、車庫スペースも取ります。車は、軽自動車か、ミニの中古車で、構わないと考えます。学生時代から、古本が好きでしたので、新車にこだわりはございません。実際、中古車しか乗っていませんが。

では、本日はこの位で、次回はラフプランのこと、お話します。

極秘・自邸狭小住宅プロジェクト(モグラハウス)No.1

去年の12月でしょうか、世田谷、千歳烏山で非常に気になる土地が出ておりました。
なんと、更地で価格が900万台です。敷地面積が56m2(約17坪)の変形狭小地でした。

一見して、普通の人はここで住宅が建つとは到底考えない形状の更地でした。資材置き場ですね。
写真をご覧ください。ですが、私は一目みて、ピントきてしまいました。

間口約3m、奥行きで18mのこの狭小地で、どんな狭小住宅が出来るのか。

そして、早速、設計工房の久保宗一氏に連絡をとり、この土地の可能性を話しました。

以前より、自邸を建てる時は彼に頼むと決めていたので、その点は彼も承知しておりましたが、土地の形状の話をしたところ、非常におもしろそうと、俄然乗り気になり、いつでもラフプランを出すということになりました。

そして、あれから2ケ月極秘で、自邸狭小住宅プロジェクトを進めて参りましたが、おかげさまで昨日2月17日の大安吉日にて、手付契約となりましたこと、皆様にご報告させていただきます。

土地の引渡しまで、後4ケ月ほどありますが、今後もここで、自邸の建築計画の推移を節目で皆様にお知らせる予定でおります。
又、マスコミの方も、ご興味があればご連絡ください。

では、本日は、簡単なお知らせのみとさせて頂きます。
狭小住宅専門サイトの代表者が、いったい全体、どんな家を建てるのか、我ながら不思議な感覚です。

世田谷、千歳烏山の土地物件

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