マークスの山

本日のタイトルですが、作家、高村薫氏の直木賞受賞作である小説タイトルです。
賞はちょうど、15年ほど前でしょうか。
映画化もされております。

おそらく、皆様の中でもご覧になった方もいるかと思いますが、この小説にまつわる話で、まだ誰も上げていない秘密をお話します。

実は、この本を読んでいて、すぐに主人公の心理描写や山岳シーンの連想描写で以前読んだことのある推理小説を思い浮かべました。

30年以上も前に書かれた、アメリカのベストセラー作家であるローレンス・サンダースの代表作、The First Deadly Sin. (邦題:第一の大罪)です。

この中での主人公の出だしの山中での回想シーンから、異常な殺人事件の凶器の特定など、マークスの山と非常に共通する点が多いのです。
文章も似ています、といっても原書で読んだ感覚ですが。

おそらく、高村氏もこの本を読んでいるはずです。
とすれば、ローレンス・サンダースのこの本も最高ですね。
以上、本日の余談になります。

| 2008/11/12 17:02 | その他 | この記事のURL |
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